Kirikaのチラシの裏

　最近Fedora Projectを初め、OSの文字コードがUTF-8のものが増えてきました。いや実はUTF-8の文字コードがベースになっているものなんて、Fedoraぐらいしか知りませんが、Fedora使いが多いので、やはりUTF-8がデファクトスタンダードになっていくのでしょうか。

　さて、そうなると困るのがFTPクライアントです。実はUTF-8対応のものがかなり少ない。
　NextFTPが一応対応となっているようですが、フリーのものだと絶望的です。rootFTPやSmartFTP、Filezillaなど色々試してみましたが、どうもしっくりこない。理由はこれらのソフトはUTF-8には対応しているものの、UTF-8のファイルが読み書きできるというだけで、例えば手元にあるShift_JISのファイルをUTF-8に変換してアップロードするようなことは出来ない。
　
　やはりよく使うFFFTPでUTF-8対応を実現したいものです。
　そんなわけで、UTF-8対応版FFFTPを作ってしまいました。FFFTPの作者Sotaさんがありがたいことにソースを配布してくださっているので、それを改造。かなり読みやすいソースで助かりました。私もこういうソースを書けるようになりたいものです。

　まあ、残念ながら何も考えずに、コードをC++で書いてしまったために、オールC言語で書かれていたFFFTPとうまく融合できず、かなり強引な手段で融合させていますが。折角のきれいなソースが台無しですね。

　FFFTPは改変BSDライセンスで配布されていて、ソースコードの公開をするのであれば、改変・配布は自由とのこと。早速FFFTPのライセンスに従って公開させていただきます。間違ってもSotaさんに問い合わせるようなことはしないでください。

　今のところ一人のテスターにより、正常動作が確認されていますが、私自身が確認したわけではありませんので、使用には十分注意してください。FFFTP（通常版）をインストール後、下記実行ファイルで上書きすれば終わりです。

FFFTP UTF-8対応版をダウンロード
上記ソースコードをダウンロード

　実は、このプロジェクト随分前からやっていたのですが、途中で何が理由だったか忘れてしまいましたが、中断していました。こんな感じで私の中では中断して中途半端に終わっているプロジェクトが沢山あります。また、いつかの機会に復活するプロジェクトがあるかもしれませんね。